工房に込めた思い
はじめまして。
“手作り手書きのぼる工房”を運営している、「うだつのぼる」と申します。
当工房は、手書きの暖かさにこだわったオリジナルイラストの作品作りを行っています。
私が、本格的に描き始めたのは、十数年前のこと。
僕の次男が言った一言がきっかけでした。
突然、「お父さん自殺って考えたことないの?」って言い出したんです。
なにかと波乱万丈だった僕の人生。
それを、次男は次男なりに見ていたのでしょう。
次男は次にこんなことを言いました。
「僕の通っている学校までの駅で毎日同じところで電車が止まるんだ。原因は、電車に人が飛び込んで……。お父さんを見てるといつも元気に笑ってる」
僕の姿を見てきた次男は心配そうに言ってくれました。
そんなことがあり、始めたのが「心の筆」として自分の思い描いた作品を描くことでした。
作品を描き続けた或る日のことです。
とあるホテルの支配人から、「あなたの作品をホテルのロビーに飾ったらいいよ」と言っていただけました。
それはそれは、嬉しかったです。
飾ると、その日からお客様から注文がありました。
以後、依頼を受けることも多くなり、作品作りが私の一つの芯になっていきました。
人生、どんなことがあるかわかりませんね。
今現在、五濁悪性の世の中で道に迷っている人が多くいるのは、誰もがよく感じていることでしょう。
そんななかでも、僕の描く作品には心の中の灯になるような癒される言葉、ホッとするような言葉、にっこりするようなイラストなどを散りばめていきたいと思っています。
人の心を照らし、安らぎあふれる作品作りに励みたいと思います。